マンスリーマンションのデメリットとは
目次
マンスリーマンションのデメリットはある?
マンスリーマンション・ウィークリーマンションは、名前の通り1か月や1週間単位等の期間で借りられるマンションのことです。出張や長期観光時の滞在先として活用することができます。
数週間~数か月で、一般的な賃貸のお部屋よりも気軽に借りられるうえ、ホテル等の宿泊施設よりもリーズナブルなことも多く、必要最低限の家具家電も備えついているためメリットも多いマンスリーマンションですが、一般的な賃貸の部屋やホテル等に比べると利用された経験のある方が少ないため、不安に思う方も少なくないようです。
マンスリーマンションのデメリットとして考えられることは
・普通の家賃と比べると賃料が高い
・賃料(家賃)を一括前払いしないといけない
・普段使っている家具・家電ではなく、選べない
・基本的に内見(事前の下見)ができない
の4点になるかと思います。
マンスリーマンションのサービスの仕組み上仕方ないものなのですが、実際に住んでみればそこまでデメリットには感じないこともあります。
普通の家賃と比べると賃料が高い
少なくとも3ヵ月以内の期間であればマンスリーマンションが有利
賃料以外の費用にも注目!
マンスリーマンションの賃料(家賃)は、同種・同規模(広さ)のお部屋と比較すると高く設定されているため、マンスリーマンションは、一般的な賃貸契約のお部屋より「高い!」と思われる方もいらっしゃいます。
ただしこれは賃料だけの話で、実際に賃貸住宅に住み始めるためには、水道料金・電気代等の光熱費の他、引っ越し費用・家具家電の購入費用・敷金や礼金・仲介手数料など、家賃以外の初期費用が必要になります。
また、住み始める時だけでなく、次に他の場所に移る場合にも引っ越し費用や不用品の処分費用も掛かります。
そのため、家賃だけで見ると高いと感じたとしても、一時的な住まいとして利用することが多いマンスリーマンションの賃料は割高ではないと考えられます。
お部屋によりますが、少なくとも3ヵ月以内の期間であれば、大半の場合はマンスリーマンション利用のほうが金銭的負担が少ない傾向が見られます。
賃料を一括前払いしないといけない
都度契約延長やクレジットを利用する方法もあり
クレジット決済が可能なら後から分割も
法人利用であればほぼ問題にならないと思いますが、観光など個人の事情でマンスリーマンションを長期利用する場合、まとまったお金を入居前に準備しなくてはいけなくなります。
例えば半年間マンスリーマンションを利用する場合は、半年分の賃料や光熱費や管理費などを合わせた諸経費を一括前払いしなくてはいけないことが多いため、数十万円の準備が必要になります。
まとまった金額を準備するのはなかなか厳しいことですが、クレジット決済が可能であれば、「一括決済」で契約した後に支払い方法を分割に変更することや、先ず短い期間で契約して都度延長する形で利用する方法も考えられます。
一括前払いがキツイ場合は、まず短い期間で入って、都度延長するような形でマンスリーマンションを長期利用する方法もあります。
例えば、半年間マンスリーマンションを利用する場合に、先ずは1ヵ月契約し、1ヶ月分の費用を前払いして、以降も1ヵ月ごとに契約を延長し、その都度費用を前払いする方法です。
この場合は、1度に払うお金の金額は少なくて済みますが、長期割引などが効かなくなり総支払額は増えてしまうことや延長して住めるかどうか事前に確認しておく必要があることは、注意しておかなくてはならない点です。
また、運営会社によっては、分割での支払いが可能な場合や家具家電付き賃貸のお部屋のご紹介が可能な場合もありますので、お問合せいただくことをおすすめします。
普段使っている家具・家電ではなく、選択ができない
明らかに使いづらいような家具や家電を設置している部屋は基本ない
お気に入りの家具や家電を持ち込む方法も
マンスリーマンション・ウィークリーマンションに、生活に必要な家具家電がついていることは、最大のメリットですが、逆に「デメリットかも」と考えられる方もいらっしゃいます。
例えば、自宅でお気に入りの家具や最新式や趣味性の高い家電を使用されている場合が考えられます。
マンスリーマンション・ウィークリーマンションのお部屋は、常に最新の製品に家具や家電を交換している訳ではないため、普段こだわりのある家具や家電を使用している方にとっては不便や不満を感じるところがあるかもしれません。
自宅との家具家電の違いについては受け入れるほかないのですが、明らかに使いづらいような家具や家電を設置しているマンスリーマンションはほぼありませんので、生活に著しく支障が出ることはないと思われます。
「どうしてもコレがないダメ!」という家具・家電があれば、マンスリーマンションに持ち込むのも1つの解決方法です。
契約終了時にきちんと持ち帰れば、基本的にはどんな家具・家電を持ち込んでも問題ありません。
(事前に確認が必要な場合があります)
基本的に内見ができない
分からなかったことがあればお問合せを・
ホームページ上に記載されている画像や動画をチェック
一般的な賃貸住宅と違い、マンスリーマンションやウィークリーマンションは次の予約の直前まで、前の方が住んでいる場合が多いため、基本的には内見(事前の見学)ができません。
そのため「お部屋の間取りや設備を実際に目で見て確かめられないことが不安」と思われる方もいらっしゃいます。
内見をしなくてもお部屋のイメージをしっかり掴むために、ホームページ上に記載されている画像や動画をしっかり閲覧し、分からなかったことがあれば問合せて詳しい説明をお聞きいただくことが大切です。
ただし、内見が可能なマンスリーマンション・ウィークリーマンションの会社がまったく無いという訳でもありません。気になったお部屋がありましたら些細なことでもお問合せいただくことをおすすめします。
マンスリーマンションの不安解消のための注意点
- ・内見できないので、不安点は不動産に相談する
- ・入居中の故意や過失による破損は自己負担する必要がある(例外あり)
- ・契約途中で退去すると料金が返ってこない場合がある
- ・事前に申し出ないと延長ができない場合がある
不安点はあらかじめ不動産会社・運営会社に相談しておくこと
・立地の治安について
・セキュリティについて
・部屋の設備や家具家電について 等
分からないことは何でも相談してみましょう。
入居中の故意や過失による破損は自己負担する必要がある
マンスリーマンションに住んでいる間に、「故意」つまりわざと物を壊してしまったり、不注意で破損してしまった(過失)場合、自己負担になります。
これは一般的な賃貸のお部屋と同じです。但し、保険制度がある契約のお部屋もありますので、予めお問合せいただくことをおすすめします。
契約途中で退去すると料金が返ってこない場合がある
2か月契約していたが、1か月で出張が打ち切りになったという場合など、契約途中で退去する場合、料金が戻ってこない場合があるので、注意が必要です。
事前に申し出ないと延長ができない場合がある
2か月契約をしていたが、出張が途中で3か月に延長したといった場合も、マンスリーマンションの空き状況によっては延長できない場合があります。
途中解約の場合も延泊の場合も、事前にわかっている場合は予めご相談いただくことをおすすめします。
最後に
自宅とは、設備や周辺環境が違う点、一般的な賃貸マンションとは、契約システムや支払い方法が違う点などから、マンスリーマンションにデメリットを感じることもあるかもしれませんがデメリットの対応策が無いわけではありません。
多少手間はかかりますがお気に入りの家電を持ち込んだり、契約を細かく区切って1度に支払う金額を少なくするなど、工夫すれば何とかなることもあります。
マンスリーマンション・ウィークリーマンションに関する不安点がありましたら、運営会社にご相談してみてください。