ウィークリーマンスリーマンション・ホテルとの長期滞在との違いとは?契約・費用を比較してみた

ホテル等宿泊施設との比較

マンスリーマンションをご利用なられる場合に比較対象とされることが多いのが、ベッドや寝具などが揃うホテル等の宿泊施設です。ホテルなどの宿泊施設は、1日単位で利用料金が変わることが多く、特に休前日(祝日・土)などは比較的観光目的とするニーズが高く賃料が割高になる傾向にあります。マンスリーマンションは、平日・休前日に関わらず一日辺りの利用料金が一律で、長期利用になればなるほど割引が効き、リーズナブルになる料金体系になっていることが一般的です。
※運営事業者によっては、期間に関わらず全期間一律の料金体系のお部屋もあります。
ホテルを中心とする宿泊施設と比較しながら、マンスリーマンションのメリット・デメリットを挙げて見たいと思います。マンスリーマンションをご利用する際の参考にしてみてください。

【メリット】好きな間取りが自由に選べる。費用を抑えて格安滞在を実現!

・滞在費用や生活費を抑えることが出来る

マンスリーマンションはホテルに比べて滞在費用を抑えることが出来ます。家具家電付きであることは両者ともに共通の特徴ですが、マンスリーマンションは洗濯機やキッチンなどがついているので炊事や洗濯をすることができ、生活費を抑えることが出来ます。(ホテルの場合は、キッチンや洗濯機が無いので、基本的には外食になり、洗濯もコインランドリーを使うことが一般的ですので、滞在費用は割高になる傾向があります。)また、マンスリーマンションの場合、そうした設備が全て室内にあるので、よりプライベートな空間を保ち、滞在することが出来ることも大きな特徴の一つと言えます。

・好きな間取りを自由に選べる

ホテルの場合、間取りやベッド数、㎡数等が大きくなればなるほど、一日辺りの費用が割高になる傾向があります。(スイートルームなどの部屋タイプはかなり広いですが、その分一日辺りの利用料はかなり高額になります。)マンスリーマンションの場合も当然、間取りにより一日辺りの費用が変わる事もありますが、ホテルと比べてそこまで高額になることはありません。またエリアや立地によっては、広いお部屋を低価格で利用出来る場合もあります。
エリアによっては異なりますが、マンスリーマンションは1K、1R、1LDK、2K,2LDK以上など様々なお部屋タイプが存在しますので、お好きな間取りから、希望に合ったお部屋探しを実現することが出来ます。

【デメリット】フロント・食事・清掃サービスは基本無し。施設サービスはホテルに軍配

ホテルなどの宿泊施設では、サービスの一つとして清掃やベットメイキング等を専門スタッフがやってくれるのに対して、マンスリーマンションは入居者自身で掃除やお布団の準備など行います。またレストランや厨房等を有する宿泊施設では、夕食や朝食など食事の提供がありますが、マンスリーマンションはそうした食事の提供はありません。また宿泊施設ではお客様をお出迎えするフロントがありますが、マンスリーマンションはそうしたフロントはほとんどありません。施設サービス重視のお客様はマンスリーマンションよりホテルを選択した方が良いと言えるでしょう。

契約行為・設備・サービス等の比較

ウィークリーマンスリー ビジネスホテル
契約書 定期借家契約
(建物一時使用契約)
無し
(宿泊者名簿)
契約完了までの時間 × ×
契約期間 1ヶ月単位 1日
炊事 ×
洗濯 ×(施設内にコインランドリーで行う)
初期費用 クリーニング費用他 無し
家具家電 有(洗濯機無し)

利用料金の比較

ウィークリーマンスリー ビジネスホテル
賃料 30日~90日未満 2,800円 7,000円
90日~210日未満 2,500円
210日以上 2,300円
光熱費 800円 無し
管理費 400円 無し
敷金・礼金・仲介手数料 無し 無し
火災保険・入居者保険等 無し(賃料に付帯) 無し
その他初期費用(鍵代等) 30,000円 無し
家具家電費用 無し 無し
退去時 家具家電処分費+引っ越し費用 無し 無し
インターネット費用 無し 無し

【料金シミュレーション】

※横浜周辺の賃料と平日の周辺ホテル相場を参考にしています。

居期間(30日で計算) ウィークリーマンスリー ビジネスホテル
1ヶ月 150,000円 240,000円
2ヶ月 270,000円 420,000円
3ヶ月 390,000円 630,000円
4ヶ月 474,000円 840,000円
5ヶ月 585,000円 1,050,000円
6ヶ月 696,000円 1,260,000円
7ヶ月 807,000円 1,470,000円
8ヶ月 870,000円 1,680,000円
9ヶ月 975,000円 1,890,000円
10ヶ月 1,080,000円 2,100,000円
11ヶ月 1,185,000円 2,310,000円
12ヶ月 1,290,000円 2,520,000円

【考察】

1ヵ月~1年間を通して見ても、基本的にマンスリーマンションの方がホテルより滞在費用が安くなる傾向にあります。しかし、ホテルは一泊から運用することが出来る為、一ヵ月未満の利用では、マンスリーマンションより利用者が多い傾向にありそうです。1ヵ月以上になると、費用も多額になる為、極力無駄を省き、費用を抑えた滞在を視野に入れて検討する方も増えてくるため、サービスよりも総額が安くなるマンスリーマンションを検討する方が増える様子です。またマンスリーマンスリーやウィークリーマンションは、キッチンや洗濯機が室内に付いていることがホテルと差別化することができる大きなポイントで、お子様連れのファミリー層の方にとっても住みやすい環境といえるでしょう。コロナ禍に置けるプライベート空間を保つ手段の一つとしても注目を集めています。