函館市とは
函館市は北海道の南部に位置する都市で、その人口はおよそ24.5万人です。人口規模では札幌市、旭川市に次いで北海道内第三位の都市となっています。函館市は多くの観光名所があることで全国的に有名です。このため、コロナ禍以前は年間500万人もの観光客が訪れる北海道有数の観光都市となっていました。幾何学的なかたちの五稜郭や函館山からの景色は函館市の代表的な景観です。
函館港を有し、港湾都市の顔もある函館市。古くから外国と付き合いがあったこともあり、キリスト教会が多く残っています。また、函館港は北海道開拓時代から本州からの玄関口として有名でした。かつては青函連絡船で本州と結ばれていましたが、現在では青函トンネルによって本州と直接行き来ができるようになっています。2016年には北海道新幹線が隣町にある新函館北斗駅まで開通し、鉄道による東京までの所要時間が大幅に短縮されました。
函館市の物件利用料の相場は?
函館市の賃料相場をみていきましょう。
函館市内でのウィークリーマンションやマンスリーマンションの物件利用料は1日あたり1,900円から2,500円程度です。20㎡程度のワンルームも多いのですが、50㎡程度の1LDKや2LDKを選ぶこともできます。値段次第でこうした大きな部屋を借りることができるのは函館市のウィークリーマンションやマンスリーマンションの大きな魅力です。
ウィークリーマンションやマンスリーマンションでも50㎡程度の1LDKや2LDKを選べることから、函館市内はワンルームよりも比較的広めの物件が数多くあることがわかります。広めの部屋をひとりで使用するか、家族で使用するような使い方がおすすめです。
函館市のアクセス・交通事情は?
函館市には市内に函館空港を有しています。東京、大阪、名古屋などの主要都市を結んでいるのがJALやANAなどです。羽田空港から函館空港まではおよそ80分で到着します。国際線もあり、台北との間が唯一の便です。さらに北海道内の札幌や奥尻島への便もあります。
鉄道はJR北海道の函館本線、第三セクターの道南いさりび鉄道があります。2016年に北海道新幹線が開業、函館市内に新幹線の駅はないものの、隣町の北斗市に新函館北斗駅が開業しました。東京から新幹線と函館本線を乗り継ぐと、およそ5時間30分で函館駅に到着することができます。一方、在来線で北海道の主要都市である札幌までの所要時間は約4時間です。
函館市内では市電も走っています。その営業キロは約11キロ。2系統4路線が営業中です。レトロ感漂う車両から、「らっくる号」の愛称がつけられた新型車両まで数多くの車両が在籍し、観光都市函館を支えています。いずれの系統も湯の川駅を始発とし、函館駅前を経由し、函館どつく前駅と谷地頭駅まで延びています。湯の川駅から函館どつく前駅までの所要時間は約1時間です。
函館市は高速バスでも札幌市とつながっています。「高速はこだて号」で札幌ターミナルと湯の川温泉東間でその所要時間は昼間だと約5時間30分、夜行だと約6時間です。
路線バスは函館駅を中心として、上磯線、五稜郭・旭岡団地線、大野線といった路線が各方面に延びています。
自動車専用道路としては函館新道と函館江差自動車道があり、函館インターが設置されています。函館新道は道央自動車道と接続しており、札幌や旭川の先までつながっているのです。およその函館インターから札幌までの所要時間はおよそ4時間になります。
函館市の各エリア情報
駅前・西部地区
函館駅や函館港を中心とした地区。港や函館ハリストス正教会をはじめとした異国情緒もあふれる函館市の玄関口です。夜景で有名な函館山に登る函館山ロープウェイもこの地区にあります。青函連絡船が盛んに行き来していたころはこの周辺が函館の中心でした。こうした事情で函館市役所や函館赤十字病院もこの周辺にあります。このほか、港や教会に関する施設もここに集中しているのです。
五稜郭地区
五稜郭を中心とした地区。五稜郭は幕末に建築された城郭で現在は公園です。五稜郭は五稜郭タワーに登らないとその全貌を見ることはできません。また、五稜郭周辺は観光地ではあるものの、北海道立函館美術館や函館市中央図書館といった文化施設や国立函館病院、函館五稜郭病院といった医療施設も設置されています。観光のついでに散策するにはもってこいのエリアです。
湯の川地区
市電の東の発着所がある地区。函館競馬場のような大型施設もあります。下町情緒あふれる地区ではあるものの、トラピスチヌ修道院、通称天使園と呼ばれるようなキリスト教関連の施設も散見されます。付近には湯の川温泉のような湯治場、さらに足を延ばせば函館空港です。