中央区とは
中央区は東京都特別区の中央部に位置し、その人口は約17万人です。日本で一番地価が高いまち銀座を擁し、区内のほとんどが商業地域となっています。こうした事情もあり、有名な場所が多いにもかかわらず人口は千代田区に次いで少ないのです。ただし、中央の人口は現在増加傾向です。1997年には7万人前後しかいませんでした。それが晴海地区や月島地区に高層マンションが建設されます。都心回帰、職住近接の流れもあり、人口が増えていったのです。
区内は下町地区と埋め立て地に大別されます。とはいえ、江戸時代以前は銀座の一部をのぞき、ほとんどが海の中でした。埋め立てを重ねて今の中央区ができあがったのです。その名残は昭和のころまで残っていました。かつては運河も縦横に走り、川と運河のまちだったのです。
中央区は土地の価格が日本で一番高い場所として知られています。2022年の地価公示での最高値は銀座で1㎡あたり5,300万円。坪単価では1.8億円ほどです。地方なら銀座の1㎡の価格で一戸建てが建ってしまいます。それほど銀座をはじめとする中央区は人気が高いのです。
日本でも屈指の商業地である中央区。中央区の商業活動の成果が日本の経済に直結することすらあります。中央区のこうした重要な位置づけはしばらく変わることがありません。
中央区の物件利用料の相場は?
中央区内のウィークリーマンションやマンスリーマンションの物件利用料は1日あたり3,000円から4,000円程度です。広さは10㎡から20㎡程度のワンルームが中心となっています。ただし、中には6,000円を超えるような物件もあるのが中央区の特徴です。
中央区でウィークリーマンションやマンスリーマンションの利用で想定できるのはまずビジネスユースです。中央区は都心へのアクセスが良好な立地。中央区そのものが都心ということもできます。こうした東京の中枢部への長期出張や単身赴任のためにウィークリーマンションやマンスリーマンションの利用が考えられるでしょう。このほか、長期滞在で東京を観光する際の拠点にも最適です。多くの鉄道が走り、どこへ行くにも中央区は便利な場所。ビジネス目的でも観光目的でも中央区内のウィークリーマンションやマンスリーマンションを利用することが多いでしょう。
中央区のアクセス・交通事情は?
区内の中心駅は銀座駅ですが、このほかにも多くの中心的な駅があります。そもそも日本初の地下鉄は銀座線です。それだけ中央区周辺が重要だったことがわかります。
まずJRは総武線と京葉線が走っています。総武線の新日本橋駅から東京駅まで3分、京葉線の八丁堀駅からはわずか2分です。
中央区は地下鉄が充実しています。日本初の地下鉄銀座線をはじめ、日比谷線、丸の内線、東西線、有楽町線、半蔵門線があり、都営地下鉄は浅草線、新宿線、大江戸線があります。これだけ多くの路線が中央区を目指して建設され、中央区と周辺を結んでいるのです。代表として、銀座線の銀座駅から浅草駅まで16分、反対方向の渋谷駅も同じく16分の所要時間となっています。
路線バスは都営バスを中心として日の丸自動車興業や京成バスなどが走っています。多くの方面に路線が張り巡らされていますが、代表的なのは浜離宮、渋谷、有明などの方面です。
中央区発の高速バスは成田空港行きがあります。銀座駅前発で成田空港まで約1時間20分です。
中央区は首都高速の中央環状線、上野線、向島線など5路線があります。中央環状線の銀座出入口から神田橋出入口まで約4分の道のりです。中央区内には日本橋があり、かつての東海道、現在の国道1号線の起点でもあります。
中央区の各エリア情報
銀座周辺
日本でも屈指の繁華街を擁する地区です。銀座クリニックもこの周辺にあります。少し前までは外国人旅行客でもにぎわっていました。デパートや高級ブティックなどが建ち並び、現在でも日本の商業をリードし続けています。三越をはじめとして三井グループの本拠地でグループ企業も多い土地柄です。
築地周辺
中央区役所があるエリアです。中央卸売市場があったことから、すし店など生鮮食料品を扱う店舗が建ち並んでいます。聖路加国際病院もこのエリアです。歌舞伎座や築地本願寺もあり多彩な用途の施設が多くあります。元々は造成した土地、築いた土地であり、埋め立て地です。
月島周辺
下町として有名なエリアです。鈴木クリニックもこの周辺です。もんじゃ焼きのお店が多いことでも知られています。下町風情も残っているものの、高層マンションや複合商業施設が建ち始めているのもこのエリアです。文字通りの島であるため、隣接地区とは橋でつながっています。