江東区とは
江東区は東京都特別区の東部に位置し、その人口は約53万人です。地勢はほぼ平坦で区のほとんどは低地で構成されています。隅田川と荒川、そして東京湾に囲まれた水と縁の深い区です。
現在の江東区の区域はかつて海面または小島のような場所ばかりでした。江戸時代が始まってから干拓が進み、徐々に人も増えていったのです。この傾向は現代まで続いています。区南部の有明、新木場といった場所は基本的に埋め立て地です。ただ、こうした場所は計画的に埋め立てられており、大規模な公園も多くあります。このほか工業地と住宅地を区分する緑地帯などを含めると都内でも有数の緑の多い区なのです。
深川や木場は江戸時代から栄えていた下町です。江戸のまちは今よりもずっと範囲の狭いまちでした。江戸から東京になり、かつて江戸の外れだった江東区は今や都心部に隣接する一等地となったのです。複数の地下鉄路線が縦横に走り、地下鉄大手町駅まで10分前後で行ける場所もあります。湾岸部に目を転じると、豊洲や有明には大きなマンションも建築されました。やはり江東区の利便性が評価されているのです。
江東区の物件利用料の相場は？
江東区内のウィークリーマンションやマンスリーマンションの物件利用料は1日あたり2,500円から3,500円程度です。広さは10㎡から20㎡程度のワンルームが中心となっています。ただし、中には5,000円を超えるような物件もあるのです。江東区内の物件はそれだけ多様な需要に対応できるように多くのラインナップが揃っています。江東区は都心へのアクセスが良好な立地です。こうした東京の中枢部への長期出張や単身赴任のためにウィークリーマンションやマンスリーマンションの利用が考えられます。このほか京葉線も通っており、千葉県方面に移動することも可能です。ビジネス目的でも観光目的でも江東区内のウィークリーマンションやマンスリーマンションを利用することが多いでしょう。
江東区のアクセス・交通事情は？
区内の中心駅は区役所の最寄り駅の東陽町駅です。
まずはJRから。江東区内にはJR総武線(各駅停車)と京葉線が走っています。総武線は亀戸駅があり、亀戸駅から秋葉原駅まで8分、新宿駅までは乗り換えを含めて約25分です。京葉線は武蔵野線も通っており、新木場駅から東京駅まで約10分ですが、京葉線ホームは東京駅の中心部から離れていますので注意が必要となります。
私鉄は東武鉄道の亀戸線が運行しています。亀戸線自体は短い路線ではありますが、曳舟駅で東武伊勢崎に乗り換えることが可能です。
江東区は多くの地下鉄路線が通っています。東京メトロは東西線、有楽町線、半蔵門線、都営地下鉄は都営新宿線と都営大江戸線です。区役所の最寄り駅東陽町駅から大手町駅まで約10分となっています。このほか、ゆりかもめとりんかい線があり、非常に濃密な鉄道網となっているのです。
路線バスは都営バス京浜急行バスなどが走っています。主な行先は東京駅方面や有明方面、晴海ふ頭などです。
江東区は首都高速の中央環状線、深川線、湾岸線など5路線があります。湾岸線の新木場出入口から八重洲出入口まで約17分の道のりです。
江東区の各エリア情報
東陽地区
江東区役所がある区政の中心地です。最寄り駅である東陽町駅は地下鉄単独の駅では最大の乗降客数を誇ります。周辺はビジネス街ですが、大手町まで地下鉄で10分という利便性もあって住宅もある複合的な市街地です。周辺には親水公園や木場公園といった大規模な公園もあります。木場病院もこの地区周辺の病院です。
亀戸地区
区北部の中心地です。亀戸地区で中心となるのはJR総武線の亀戸駅と東武亀戸線の亀戸駅となります。区内では最も初期に開発された地区で亀戸駅前は現在でもにぎわっています。友仁病院もこの地区です。亀戸地区は次世代交通システムのLRTの始発駅として想定されています。この計画が実現した場合には、さらなる発展が見込まれるのです。
豊洲地区
東京都中央卸売市場が移転し、全国的に有名になりました。東京メトロ有楽町線の駅とゆりかめの始発駅があります。利便性が非常に高いことから以前からマンション建設が盛んです。大型ショッピングモールもあることから住みたい街や住みやすい街のアンケートでは常連となっています。昭和大学江東豊洲病院もこの地区です。この地区には大学もあることから若者のまちともなっています。
