大田区とは
大田区は東京都特別区の最も南に位置する区で、その人口は約74万人です。大田区は大森区と蒲田区が合併してできた区。ふたつの区の一文字ずつをとって「大田」区となりました。大田区は大きく分けて中央部の平地、東部の埋め立て地、西部の丘陵地からなっています。中央部には蒲田、大森といった区の中心地があり、その多くは住宅地や工業地です。
東部は埋め立て地であり、京浜工業地帯に含まれる工業地となっています。この京浜工業地帯は日本でも有数の工業地帯です。羽田空港や大田市場などの日本や東京にとって重要な施設も区内にあります。また、東部には首都高速をはじめとする関東の主要道路も通っているのです。工業地帯、幹線道路や空港といった生活のためのインフラを大田区は多く抱えています。
西部の丘陵地には住宅地が広がっています。この中で特筆すべきは田園調布です。日本でも有数の高級住宅地となった田園調布。地図をみても計画的に開発されたことがわかります。
大田区の特徴は今でも成長しつづけていることです。ここでいう成長とは面積のこと。これまで東京23区で最大の面積だったのは世田谷区でした。それが羽田空港周辺の埋め立て工事によって大田区が最大面積となったのです。このように東京だけでなく、日本の生活を支えるために今も変化を続けています。
大田区の物件利用料の相場は？
大田区内でも中心部のウィークリーマンションやマンスリーマンションの物件利用料は1日あたり3,000円程度です。広さは20㎡程度のワンルームが中心となっています。ただ、中には1日あたりの物件利用料が5,000円を超えるような物件も。それだけ人気が高いことが考えられます。大田区は工場や事業所の数が多いことで有名です。こうした事業所への長期出張や単身赴任でウィークリーマンションやマンスリーマンションにはこうしたビジネスユースが考えられます。
大田区のアクセス・交通事情は？
大田区には東京の空の玄関口である羽田空港があります。国際線は北アメリカ、ヨーロッパ、中国といった路線があり、国内線も北海道から沖縄まで就航中です。例として国内線で羽田空港から北海道の新千歳空港までおよそ80分で到着します。区内の鉄道網や高速バスも羽田空港を目的地として設定されたものも多くあります。
鉄道について、区内の中心駅はJRと東急電鉄が乗り入れる練馬駅です。大田区内はJR京浜東北線が走り、東急電鉄は多摩川線、池上線など5路線を有しています。蒲田駅から東京駅までは約20分、品川駅までは約10分の道のりです。京浜急行も本線と空港線が走っています。京急蒲田駅から羽田空港第1・第2ターミナル駅まで約12分です。このほか、東京モノレールも走っています。
地下鉄は都営浅草線です。馬込駅など2駅があり区の西部を通っています。馬込駅から浅草駅まではおよそ30分の行程です。
路線バスは京浜急行バスと東急バス、一部で都営バスが走っています。行先は多岐にわたりますが、羽田空港方面、大森海岸方面、五反田方面などです。都営バスは大田市場などの埋め立て地を多く走っています。
高速バスは羽田空港発着が多くあります。東京都内はもちろん、関東各地からの便も多彩です。例として、東京駅から羽田空港第3ターミナルまでは約40分となっています。現在は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で減便や運休があるため注意が必要です。
大田区は首都高速の羽田線と湾岸線が東部を通っています。羽田線の平和島出入口から八重洲出入口まで20分程度の所要時間です。
大田区の各エリア情報
蒲田地区
蒲田駅を中心とした地区です。JRと東急電鉄の路線が乗り入れしている蒲田駅や京急蒲田駅も近くにあり、文字どおり交通の要衝となっています。蒲田駅前には大田区役所もあることから、区の交通、行政の中心でもあるのです。牧田総合病院もこのエリアとなります。
大森地区
大森駅を中心とした地区です。東側はバスターミナルなどがあり湾岸方面の出入り口となっています。反対に池上通りよりも西側には住宅や店舗が密集したエリアです。いすゞ病院もこの周辺にあります。
田園調布周辺
渋沢栄一も携わったという田園調布。元々は東京で働くサラリーマンのための住宅地でした。それがいつしか高級住宅地と呼ばれるようになったのです。田園調布中央病院もこのエリアにあります。適度な起伏と緑豊かな環境で高級住宅地の名に恥じない景観です。
