世田谷区とは
世田谷区は東京都特別区の南西部に位置する区で、その人口は約94万人です。この人口は東京23区でトップを誇ります。実は面積でも1990年代までは最も広い区でした。ところが羽田空港周辺が埋め立てられ、大田区にトップを奪われてしまったのです。
そんな世田谷区は三鷹市や調布市といった東京都の市部との境に位置しています。つまり23区の中では都心から離れているわけです。このため、区内のほとんどは住宅地域となっています。特に成城地区は全国的にも有名な高級住宅地です。昭和30年代より区内では大規模な開発が進められてきました。こうした地域が閑静な住宅地となっていったのです。また、開発されて時間が経過した団地やマンションでは再開発も進んでいます。
住宅地域がほとんどを占める世田谷区。その一方で二子玉川、三軒茶屋や下北沢など、東京以外にもよく知られた商業地域も擁しています。そんな世田谷区でも先ほどの成城地区をはじめ、駒沢などいくつも知られた地域があるものです。世田谷区は閑静な居住環境を保ったまま、ますます発展していくものと考えられます。
世田谷区の物件利用料の相場は？
世田谷区内でも中心部のウィークリーマンションやマンスリーマンションの物件利用料は1日あたり2,500円程度です。ワンルームが中心ですが、13㎡くらいの物件から20㎡程度の物件もあります。中には1日あたりの物件利用料が5,000円を超えるような物件も。東京23区内であるので、そもそも物件利用料が高いこと、設備や立地条件等で選択肢の幅が多いことが考えられます。地価の高い世田谷区、部屋の広さはワンルームとなり、利用人数もひとりがほとんどです。場所にもよるものの、ビジネスユースが中心です。
世田谷区のアクセス・交通事情は？
鉄道について、まず京王電鉄が京王線と井の頭線を走らせています。杉並区との境界線にある八幡山駅から京王新宿駅までは15分から20分程度です。井の頭線の明大前駅から渋谷駅までが10分前後となっています。
世田谷区は東急電鉄の路線がもっとも多く、世田谷線、田園都市線、大井町線、目黒線が通っています。このほか、東横線は区内に駅はないものの、自由が丘駅が利用可能です。田園都市線、目黒線、東横線は地下鉄との相互運転を行なっています。田園都市線の二子玉川駅から渋谷駅まで10分から15分程度の道のりです。
最後は小田急です。小田原線が走っており、東北沢駅をはじめ10駅が区内にあります。喜多見駅から新宿駅までが20分から25分です。
世田谷区は高速バスも存在します。多くは羽田空港や成田空港へのアクセスバスです。中には河口湖行きや四国の今治行きといった路線もあります。発着場所によって違いはあるものの、二子玉川駅前から羽田空港まで1時間前後です。
路線バスは市内に数多くの路線があります。代表的なバス事業者は、東急バス、京王バス、小田急バス、関東バス、東京都交通局です。区内各所から渋谷方面、二子玉川方面、多摩川駅など多くの方面に路線網が延びています。
世田谷区の高速道路には東名高速道路の東京インターがあります。これが首都高速道路の用賀出入口と接続しているのです。用賀出入口から八重洲出入口まで約20分となっています。
世田谷区の各エリア情報
世田谷地区
世田谷区の名称の元となった地区です。世田谷区役所もこの地区にあります。国士舘大学やその付属高校などもあることから、文教地区としても名高い地区です。東急世田谷線がこの地区を囲うように走っています。このため、交通の便が良好です。世田谷中央病院もこの地区に所在しています。
北沢地区
下北沢を含む地区です。下北沢は芸能関係者が多く住むことで有名な土地柄となっています。下北沢自体は商業地域ですが、そのほかはやや道路幅員の狭い住宅地となっています。この地区にある病院が下北沢病院です。京王井の頭線と小田急小田原線が下北沢で交差していることから、交通の便がよい地区となっています。
玉川地区
二子玉川を擁する地区です。多摩川沿いに位置し、対岸は神奈川県川崎市となっています。二子玉川駅前には複合商業施設など多くの店舗が集中しています。商業地域としても利便性の高い地域ですが、表通りから一本路地に入ると、そこからは閑静な住宅地域が広がっているのです。玉川病院もこの地区にあります。
