杉並区とは
杉並区は東京都特別区の北西部に位置し、その人口は約59万人です。かつてはのどかな郊外の村だったものが、東京都区部に編入されてからめざましい進歩を遂げました。中央本線沿線の高円寺、荻窪周辺は住宅地として人気があり、住みたい街の常連です。個性的な店舗や流行のお店も多くあり、若者文化の発信としても有名です。高円寺には古着屋やライブハウスも集積しており、若者のまちとなっています。特に中央本線沿線の駅前には商店街が発達、これら個性的な店舗も含まれているのです。会社帰りにちょっとした買い物をするのにも向いています。各商店街は個性的な特色があります。
杉並区は全体的になだらかな丘陵地で構成されています。これは住宅地としては恵まれた環境です。急な坂がほとんどなく、住むのに苦になりません。なだらかながらも丘陵地があることから水はけもよくなっています。神田川沿いは低地ではあるものの、繁華街や住宅地が広がっています。
杉並区で特筆すべきことは区内にアニメ関連の業者が集中していることです。一説には、約400あるアニメスタジオのうち約70が杉並区にあります。近隣の中野区や三鷹市とともにアニメの聖地を形成しているのです。
杉並区の物件利用料の相場は?
杉並区内のウィークリーマンションやマンスリーマンションの物件利用料は1日あたり3,000円から3,500円程度です。広さは15㎡から20㎡程度のワンルームが中心となっています。多くの物件が高円寺や荻窪といった人気のエリアの立地です。人気のエリアに加えてこれらは中央本線沿線。新宿や東京駅方面に簡単に行き来できます。こうしたことが人気の理由なのです。杉並区は東京の都心部にも簡単にアクセスできます。こうした場所は長期出張や単身赴任の拠点とするには最適の場所です。一方で東京をベースとして長期的な旅行を楽しむこともできます。杉並区内のウィークリーマンションやマンスリーマンションにはこうしたビジネス目的や観光目的が考えられます。
杉並区のアクセス・交通事情は?
鉄道について、区内の中心駅は特定できないものの、JR中央本線の荻窪駅や西荻窪駅がそれに該当します。JRは中央本線が通っており、西荻窪駅から新宿駅までは約20分、東京駅までは約30分です。都心へすばやく移動できることから、中央本線沿線は人気の高いエリアとなっています。
私鉄は京王電鉄が京王線と井の頭線を持っています。京王線で八幡山駅から新宿駅まで約15分です。さらに京王線は新宿線と直通運転をしています。このため、千葉県の市川市まで線路がつながっているのです。八幡山から市川市の本八幡駅まで1時間10分ほどになります。つまり京王線から新宿線で東京を横断することが可能なのです。このほか、西武鉄道の新宿線も走っており、下井草駅から西武新宿駅まで約20分の距離です。
地下鉄は東京メトロ丸の内線が走っています。丸の内線は東京駅を通る数少ない路線。荻窪駅から東京駅までが約25分です。
路線バスは都営バスや京王バス、西武バス、国際興業バスなどが走っています。渋谷方面、三鷹市方面、赤羽方面などが代表的な路線です。
杉並区は首都高速の出入口がありません。東京外環自動車道が建設中です。幹線道路は甲州街道、青梅街道、五日市街道などが区内を走っています。
杉並区の各エリア情報
西荻窪地区
「ニシオギ」とも呼ばれる、JR西荻窪駅を中心とした地区です。中央線が走っているため交通の便も良好であり、住宅地としても人気があります。駅前は大型店舗よりも小規模店舗が多い、昔ながらの商店街です。越川病院もこの地区となります。土地もほぼ平坦で郊外にはまとまった土地も残っている場所です。
阿佐ヶ谷地区
JR阿佐ヶ谷駅を中心とした地区です。地下鉄丸ノ内線沿線ではあるものの、杉並区役所もこの地区となります。このほかにも行政機関が建ち並び、杉並区の行政の中心地です。河北総合病院がこの地区にあります。中央本線、丸ノ内線と複数の路線を利用できるのがこの地区の強みのひとつです。
高井戸地区
区の南部にある地区です。世田谷区や三鷹市に近く、瀟洒な住宅地です。その多くは比較的高級な住宅地。浴風会病院もこのエリアです。中央本線沿線のような若者のまちではないものの、落ち着いた雰囲気のまちとなっています。京王井の頭線や京王本線を利用することが可能です。