荒川区とは
荒川区は東京都特別区の北東部に位置し、その人口は約22万人です。北側は隅田川に面しています。
この荒川区。現在は荒川に面していません。それにはきちんとした理由があり、荒川区が成立した当時は現在の隅田川が荒川の本流だったのです。流路が付け替えられた結果、荒川放水路が荒川となり、かつて荒川と呼ばれた川は隅田川と呼ばれるようになりました。このため、荒川区は荒川に面していない区となったのです。
荒川区は江戸時代まで郊外の農村に過ぎませんでした。それがやがて工場が進出し、工業地となります。高度経済成長期には多くの工場が稼働し、典型的な下町となっていました。そんな工業地だった荒川区ですが、1990年代からの不景気の時代に多くの工場が廃業しています。その跡地が再開発され、マンション、複合商業施設などが建設されました。かつての工業地は地価の上昇率が全国1位になったこともある住宅地への変貌を遂げたのです。特に日暮里や南千住は複数の鉄道路線が走り、さまざまな方面へのアクセスが良好なことから、商業地としてだけでなくマンション用地としても高い需要があります。かつての下町は現代的なまちに様変わりしました。
都心にも近く、反対方向の埼玉県や茨城県にも簡単に行くことができる荒川区。今後もその発展は続きそうです。
荒川区の物件利用料の相場は？
荒川区内のウィークリーマンションやマンスリーマンションの物件利用料は1日あたり2,500円から3,500円程度です。広さは10㎡から20㎡程度のワンルームが中心となっています。ただし、中には5,000円を超えるような物件もあるのです。特に70㎡を超え、定員も10名を超えるような大型物件もあります。荒川区内の物件はそれだけ多様な需要に対応できるように多くのラインナップがそろっているのです。荒川区は都心へのアクセスが良好な立地。こうした東京の中枢部への長期出張や単身赴任のためにウィークリーマンションやマンスリーマンションの利用が考えられます。このほか常磐線やつくばエクスプレスも通っており、千葉県方面や茨城県方面への移動もスムーズです。ビジネス目的でも観光目的でも荒川区内のウィークリーマンションやマンスリーマンションを利用することが多いでしょう。
荒川区のアクセス・交通事情は？
区内の中心駅はJR、京成電鉄、日暮里・舎人ライナーが乗り入れる日暮里駅です。なお、区役所への最寄り駅は都電荒川線の荒川区役所前停留場となります。
まずはJRから。荒川区内には山手線、京浜東北線、常磐線が走っています。日暮里駅から東京駅まで約12分です。このほか、都電荒川線と日暮里・舎人ライナーが走っています。
私鉄は京成電鉄の本線です。日暮里駅から京成上野駅までは4分、成田空港までは京成スカイライナーを利用して約35分となっています。
さらに区内にはつくばエクスプレスも走っています。南千住駅から秋葉原駅まで7分、反対方向のつくば駅まで約40分の道のりです。
地下鉄は東京メトロ千代田線と日比谷線があります。千代田線の西日暮里駅から大手町駅までが約10分、日比谷線は日暮里駅から銀座駅まで約20分です。
路線バスは都営バスや京成バスなどが走っています。主な行先は錦糸町駅方面や亀戸駅方面、荒川区役所方面などです。
荒川区の各エリア情報
日暮里地区
日暮里駅を中心とした地区です。JRや京成電鉄が通っていることから、都内各地や成田空港方面にも簡単に行くことができます。土田病院もこのエリアです。埼玉県方面には日暮里・舎人ライナーが走っています。かつての下町は今や重要な交通結節点に姿を変えたのです。
南千住地区
南千住駅を中心としたエリアです。南千住駅はJRだけでなく、つくばエクスプレスも通っています。千葉県北部や茨城県にはアクセス良好な場所です。荒木記念東京リバーサイド病院もこのエリアにあります。同じ千住地区も北千住は足立区、南千住は荒川区と区をまたいでいるのです。
荒川区役所周辺
荒川区役所の最寄り駅は都電荒川線の荒川区役所前駅です。JRや私鉄ではないため、これをカバーするために多くのバス会社が荒川区役所を経由するバス路線を設定しています。関川病院もこのエリアです。区役所だけでなく、荒川公園、三河島公園といった大きな公園もあるため、生活環境に優れた区域でもあるのです。
