足立区とは
足立区は東京都特別区の北東部に位置し、その人口は約69万人です。荒川と隅田川に囲まれた千住地区と、荒川以北にある地区に分かれます。東隣の葛飾区と並んで荒川以北に所在する区です。足立区は河川と切っても切れない関係にあります。先ほどの荒川をはじめ、隅田川、中川、新芝川といった河川と縁が深いのです。こうした河川が区内を横切り、あるいは他市区町村との境となっています。
足立区の南部に位置する千住地区は古くから宿場町として栄えていました。日光街道と奥州街道が通っていたからです。その千住宿は今や日本でも有数のターミナル、北千住となりました。北千住周辺は区内でも屈指の繁華街です。
足立区は区内最大の公園である舎人公園をはじめとして多くの公園があります。また、特筆すべきは親水公園や水にまつわる施設が多いことです。これも水や川と近しい足立区ならでは環境といえます。
足立区の物件利用料の相場は？
足立区内でも中心部のウィークリーマンションやマンスリーマンションの物件利用料は二極化しています。1日あたり1,000円程度の部屋がある一方で1日あたり5,000円近い部屋もあるのです。広さは20㎡程度のワンルームが中心となっています。やはり立地条件や設備によって物件利用料に大きな差がつくのです。利用者からすると、それだけ選択肢の幅が広がります。お得に使いたい人なら安めの物件、立地条件や設備を重視するなら高めの物件を選ぶことも可能です。足立区は埼玉県や千葉県、茨城県にも近いことから、こうしたエリアへの長期出張や単身赴任の拠点とするには最適の場所です。足立区内のウィークリーマンションやマンスリーマンションにはこうしたビジネスユースが考えられます。
足立区のアクセス・交通事情は？
鉄道について、区内の中心駅は北千住駅です。東部伊勢崎線、つくばエクスプレス、常磐線に加え、東京メトロ日比谷線と千代田線が乗り入れる交通の要衝となっています。北千住駅の乗降客数は1日あたり約160万人と世界第6位です。北千住駅から東京駅まで約20分です。東部伊勢崎線で伊勢崎駅まで乗り換えを含めて約2時間、つくばエクスプレスでつくば駅までは約1時間の道のりとなっています。このほか、区内の私鉄は東部伊勢崎線の支線である大師線、京成電鉄の京成本線などです。京成本線の千住大橋駅から成田空港駅までは乗り換えを含めて1時間20分ほどになります。
地下鉄は先ほどの都営日比谷線と千代田線です。日比谷線の終点である中目黒駅までは北千住駅から50分ほどの行程となります。
このほか、足立区で特筆すべきは日暮里・舎人ライナーの存在です。無人で走行する新走行システムで荒川区の日暮里駅から足立区内の見沼代親水公園駅までを結んでいます。日暮里駅から見沼代親水公園駅まで約20分の距離です。
路線バスは都営バス、東武バスセントラル、国際興業バスなどが走っています。多方面に運行していますが、代表的な路線は北千住駅前を中心として浅草方面、足立区役所方面などです。
足立区は首都高速の三郷線、中央環状線、川口線が通っています。中央環状線の千住新橋出入口から八重洲出入口まで30分程度の所要時間です。
足立区の各エリア情報
千住地区
北千住駅を中心とする地区です。5路線もの鉄道が乗り入れ、世界的にも有数の乗降客数を誇る北千住駅は都内や関東のどのエリアに行くのも便利です。内田病院や勝楽堂病院もこの地区にあります。スーパーマーケットや大型店舗などもあることから、この地区で生活に必要なものはほとんど揃えることが可能です。
梅島地区
足立区役所や東部伊勢崎線の梅島駅がある地区です。足立東部病院もこの地区にあります。日光街道が南北に縦貫していますが、その背後地は昔ながらの住宅地が中心です。区役所があることから他の行政機関も集まっており、区内の行政の中心地となっています。駅から区役所まではやや距離があるものの、路線バスが補完しています。
舎人地区
草加市との境に位置し、舎人公園を中心とする地区です。日暮里・舎人ライナーが開通してから注目されるようになりました。苑田第三病院もこの地区です。舎人公園をはじめ多くの公園、グラウンドなどがあり、緑豊かな地域となっています。ロードサイド店舗も多く、生活に不便を感じることはないでしょう。
