新潟市とは
新潟市は新潟県の北部に位置する、人口約78万人の都市です。新潟県の県庁所在地であり、県内で最大の人口を誇る都市となっています。また、本州の日本海側では唯一の政令指定都市です。日本海側では規模の大きい都市であることから、交通網が発達しており、新潟市発着の特急や航路も多くあります。新潟市は越後平野に位置していることから、平坦な土地が続く土地柄です。新潟市の「潟」の文字が示すように干潟や低湿地を干拓して市街地を広げてきました。
新潟市は信濃川の河口に位置し、江戸時代から海運で栄えてきました。現在でも新潟東港は日本海屈指の港として多くの物資が行き交っています。港へ物資を集積する必要があったことから、周辺との交通網が発達しました。北陸自動車道や関越自動車道の終点となっているのもこうした理由によります。鉄道でいえば、日本海側では比較的早い時期に整備されたのが上越新幹線です。この開通により雪深い上越地方と東京が短時間で結ばれるようになりました。
新潟市は今も昔も交通の要衝として独自の立ち位置を形成しています。その役割はしばらく続くでしょう。
新潟市の物件利用料の相場は?
新潟市内のウィークリーマンションやマンスリーマンションの物件利用料は1日あたり900円から1,000円程度です。その多くは20㎡程度のワンルームが中心となっています。新潟市内でのこうしたウィークリーマンションやマンスリーマンションはビジネスユースがもっとも想定できる利用方法です。東京方面や日本海側の都市からの長期出張などが想定されます。移動時間や交通費を考えると、ウィークリーマンションやマンスリーマンションのほうがお得と考えられる場合もあるでしょう。
新潟市のアクセス・交通事情は?
新潟市には東区に新潟空港があります。JAL、ANA、富士ドリームエアラインなどが東京、名古屋、大阪といった主要都市のほか札幌や沖縄とを結んでいるのです。代表例として、新潟空港から成田空港まで約1時間の所要時間となっています。
次に鉄道について。市の中心的な駅はJRの新潟駅です。広域的な移動には上越新幹線が便利です。東京と新潟間を結ぶ上越新幹線は1982年に開業しました。東京駅までの所要時間は1時間50分程度と、2時間を切る時間で結んでいます。在来線は白新線、信越本線、越後線といった路線が代表的です。市内の秋葉区にある新津駅は信越本線や羽越本線が通ることから、新潟市の第二のターミナルとなっています。新幹線と在来線を使うと、西隣の富山県の中心地、富山市まで約2時間30分ほどの所要時間です。
新潟市には鉄道網はJRのみで私鉄はありません。それを補完しているのが高速バス網です。県外のみならず、県内も高速バスが通っています。その主なターミナルは新潟駅万代口や南口、万代シティバスセンターです。新潟から新宿バスタまで夜行で約7時間の所要時間となっています。
県内は「ときライナー」の愛称で知られる高速バスが走っています。長岡市、柏崎市、上越市など県内の主要都市が目的地です。長岡市までの所要時間は約1時間30分、柏崎市までは約1時間40分となっています。
新潟市内の路線バスの主な担い手は新潟交通です。新潟駅万代口や南口、万代シティバスセンターなどをターミナルとして、BRTと呼ばれる新バスシステムや西新潟方面、東新潟方面などの路線が充実しています。
新潟市は高速道路としては、北陸自動車道・日本海東北自動車道・磐越自動車道があります。新潟中央ジャンクションでこれらの高速道路が分岐するのです。交通の要衝たる新潟市を代表するものといえます。新潟中央インターから首都高速八重洲出入口まで約4時間の道のりです。
新潟市の各エリア情報
新潟島(古町)地区
水路に囲まれていることから島、ともいわれる江戸時代から続く歴史ある市街地です。島状になったのは昭和に入ってからですが、いつのころからか新潟島と呼ばれるようになりました。新潟大学医歯学総合病院もこの地区にあります。商店街や歓楽街もある賑やかなまちです。
万代地区
新潟島地区とは信濃川をはさんで反対側にあるのが万代地区です。こちらは明治以降に発展してきた新しい市街地となります。新潟駅をはじめ、万代シティバスセンターなどの主要な交通施設、新潟万代病院といった医療施設もこの地区です。
新光町・美咲町地区
新潟駅から西側にある新潟県庁などの官庁が集積している地区です。新潟中央病院もこの地区にあります。県道沿いにはロードサイド店舗もあることからビジネスだけでなく、買い物にも最適の地区です。