三島駅とは
三島駅は静岡県三島市の中心的な駅です。東海道新幹線、東海道本線、そして伊豆箱根鉄道の駿東線が乗り入れています。特にJR三島駅は、実は2代目の駅なのです。かつての東海道線は現在の御殿場線を通っていました。隣接する長泉町の下土狩駅が初代の三島駅だったのです。東海道本線が現在のルートになったときに設置されたのが現在の三島駅ということになります。
東海道新幹線も1964年の開業当初、三島駅には停車しませんでした。三島駅周辺に設置されたのは信号所や車両基地であって、新幹線の駅ではなかったのです。やがて地元の請願もあり、1969年に新幹線の駅が開業しました。現在では一部の「ひかり」も停車する駅となっています。
三島駅は日本家屋の屋根のような独特の形状をしています。これは三島大社の社殿を模したものです。三島市は三島大社の門前町として発達してきました。現在でも三島駅から歩いていける距離に三島大社が鎮座しています。三島駅の駅舎はこうした市の由緒も忘れないためでもあるのです。
三島駅は1.9万人が乗車する大きな駅です。在来線は地上部分に4ホームを備え、東海道新幹線は高架上で2ホームを有しています。伊豆箱根鉄道の駅とは隣接しており、特急「踊り子」が伊豆箱根鉄道に乗り入れるために線路はつながっているのです。このように、三島駅は伊豆方面への玄関口でもあるため、交通結節点として重要な位置を占めています。
三島駅のアクセス・交通事情は?
三島駅には新幹線の「ひかり」及び「こだま」が停車します。東京駅から三島駅まで新幹線で約50分、在来線の特急で1時間30分です。これが在来線の快速だと1時間50分ほどかかってしまいます。反対方向の静岡駅までは新幹線で約15分、在来線では約1時間です。
JR以外では伊豆箱根鉄道の駿豆線があります。三島駅から修善寺駅までの路線で三島駅と修善寺間が約30分です。
三島駅発着の高速バスは東京、山梨、京都、大阪といった方面を行き来しています。代表して三島駅前からバスタ新宿まで約2時間です。
三島市内の路線バスは伊豆箱根バス、富士急シティバス、東海バスなどが中心になって運行されています。駅の南側にバスターミナルがあり、ここが拠点となっています。三島田町駅方面や畑毛温泉方面などが代表的です。
市内には高速道路のインターはないものの、東名高速道路の沼津インターや新東名高速道路の長泉沼津インターが利用可能です。三島駅からだと国道1号線を経由することになります。東名高速道路の沼津インターから東京インターまで約1時間10分の道のりです。三島市はこのほか、下田市方面に向かう伊豆縦貫自動車道があります。
三島駅の物件利用料の相場は?
三島駅周辺のウィークリーマンションやマンスリーマンションの物件利用料は1日あたり2,500円から3,000円程度。広さは25㎡程度のやや広めのワンルームが中心となっています。三島駅周辺でウィークリーマンションやマンスリーマンションの利用目的で考えられるのはまずは観光でしょう。三島市内にも三島大社をはじめとして多くの人が集まるスポットがあります。また、伊豆箱根鉄道の始発でもあることから伊豆半島の観光の拠点としても利用することも可能です。もちろん、ビジネスでも利用できます。三島市は市自体にも周辺市町村にも多くの企業が営業所や拠点を構えています。これらの事業所への長期出張や単身赴任で利用することも可能です。このように、三島駅周辺はいろいろな用途でウィークリーマンションやマンスリーマンションを利用することができます。
三島駅の各エリア情報
文教町地区
三島駅の北側に広がる地区です。JRの研修所や工場が多く、広い敷地をもつ土地が多いのが特徴です。芹沢病院もこのエリアにあります。駅前広場が整備されており、タクシーに乗ることは可能です。ただ、バスの発着は多くありません。駅前広場西側はすぐに道路幅員の狭い地域が始まります。
一番町地区
三島駅の南側に位置する地区です。三島駅の従来からの出入り口で表玄関といえます。駅の正面に広がるのは、楽寿園という庭園を擁する公園です。このほか市民文化会館「ゆうゆうホール」もあります。その先には三島大社が控えており、三島市独自の景観をかたちづくっています。宮内まこと記念クリニックもこの地域です。
長泉町下土狩地区
三島駅の西側はすぐに隣町の長泉町です。この周辺は東海道本線と新幹線の線路が走っており、こうした線路に地域が分断されています。この地域にあるのは、新幹線の開業時からある新幹線の車両基地です。三島駅からみて北西方向には、下土狩駅もあります。