小牧市とは
愛知県小牧市は県の北西部に位置し、人口約15万人の都市です。小牧市は濃尾平野の北東部にあり、東部と北部は丘陵地です。中央部は平坦ですが、その平坦部に小牧山があります。小牧山には小牧城があり、小牧城は織田信長が城下町をつくったお城です。信長が本格的に石垣を利用したお城で通説よりも大規模で、現在でも発掘が続いています。
小牧市といえば陸上交通の要衝です。東名高速道路、名神高速道路と中央自動車道が市内で交わっています。おまけに名古屋圏の都市高速である名古屋高速まであるのです。一般の国道も含めるとさらに濃密な道路網となります。
高速道路網が発達しているため、物流施設などが集中しています。市内で倉庫や工場が多くみられるのはこうした立地条件が理由です。ニホンガイシや日本特殊陶業の事業所などもあります。
こんな小牧市ですが、かつてはベッドタウンとして人気がいまひとつでした。それは名古屋市への直通の鉄道路線がなかったからです。工場や物流施設の人気が高かった代わりに、住宅地としては人気の薄い状態が続いていました。それを変化させたのは2003年の地下鉄上飯田線の開通です。この開通によって名鉄小牧線が名古屋市内まで乗り入れることが可能となりました。この開通は小牧市のベッドタウンとしての機能を向上させたのです。
現在の小牧市は住宅需要も高く、物流倉庫の需要は高止まりしたままです。今後も立地のアドバンテージを活かし、発展していくことでしょう。
小牧市の物件利用料の相場は?
小牧市内のウィークリーマンションやマンスリーマンションの物件利用料は1日あたり2,500円から3,000円程度。広さは25㎡から30㎡程度のワンルームか、ワンルームよりも少々広めの部屋が中心となっています。小牧市内でウィークリーマンションやマンスリーマンションの利用目的で考えられるのはまずビジネスユースです。小牧市は工業団地や物流団地が多く、さまざまなジャンルの企業が拠点を構えています。これらの企業へ長期出張や単身赴任する際にウィークリーマンションやマンスリーマンションを利用することが考えられるのです。また、市内の移動は鉄道よりも自動車での移動が多い車社会であることから、駅から遠くても利用料の水準がそれほど変わらない特徴もあります。
小牧市のアクセス・交通事情は?
小牧市には県営名古屋空港があります。名古屋空港は、北は東北から南は九州まで日本の各地とつながっているのです。代表例として名古屋空港から福岡空港まで約1時間15分の飛行時間となっています。
市内にJRはなく、名古屋鉄道の路線が通っています。名鉄小牧線小牧駅から上飯田駅まで約15分です。小牧線が上飯田駅まで開通したことで名古屋市の地下鉄と接続されました。
市内の路線バスは名鉄バスとあおい交通が担っています。多方面に路線が展開しており、名古屋市方面、岩倉市方面などが代表的です。
鉄道が少ない代わりに高速道路網は充実しています。東名高速道路、名神高速道路、中央自動車道が市内を走っており、まさに交通の要衝です。小牧インターから東名高速道路の東京インターまで3時間15分、反対方向の吹田インターまで約2時間です。ほかに名古屋市の都市高速である名古屋高速があります。
小牧市の各エリア情報
小牧駅前
名鉄小牧線の小牧駅前周辺です。駅の西側で再開発が行なわれ、公園や図書館などの公共施設の整備が行なわれました。小牧市役所が駅から少々離れているため、市役所へのバスも頻繁に運行されています。このエリアにあるのが小牧第一病院です。商業の中心は駅前よりも幹線道路沿いの大型店舗に移っているため、駅前の店舗は駅利用者相手の小型店舗が多くなっています。
常普請周辺
「じょうぶし」と読みます。小牧駅から南部に位置し、区画整然とした街区を持つ優良住宅地です。小牧駅までもそれほど時間はかかりません。幹線道路である国道41号線にも出やすくなっており、住宅地として高い人気があります。小牧市民病院がこの周辺です。
桃花台周辺
市の東部にある新興住宅地です。この団地のために開通した桃花台線は残念ながら廃止されてしまい、バスが代替しています。小牧市の市街地とは少々離れているため、独自の地域を形成しています。新井内科クリニックや桃花台内科もこの周辺です。団地内にショッピングセンターもあることから、団地内で買い物を完結させることもできます。