佐賀県鳥栖市は？
鳥栖市（とすし）は、佐賀県の最東端に位置する市で、北は脊振山地を隔てて福岡平野、南は筑後川をはさんで久留米市に隣接する市です。人口約74,000人(令和6年度)。日本全体の人口が減る中で、鳥栖の人口は増加しており活力に溢れています。昭和29年4月に鳥栖町、田代町、基里村、麓村、旭村の2町3村が合併して発足しました。
鳥栖市は、市域西部に九千部山や石谷山などの山間部が広がり、東部は佐賀平野が緩やかに広がる地形です。山から流れる水は冷たく、また里山から吹く風は爽やかで、様々な作物を栽培するのに適した風土があるのが特徴です。市内では、米や麦を中心として、タマネギやキャベツなどの栽培も盛んに行われています。
鳥栖の歴史は古く、ヤマト政権には既に「鳥巣（とりのす）」と読まれていた記録が残されています。奈良時代の古文書「肥前国風土記」によると「応神天皇の御代、この地に鳥屋が置かれた」とあり、様々な鳥を飼育して朝廷に献上したことから「鳥屋の郷」（とりやのさと）「鳥巣郷」（とすごう）と呼ばれ、のちに鳥栖という地名になったといわれています。鳥栖という地名は字のとおり「鳥の栖（すみか）」という意味で、鳥栖市は、悠久の時から養鶏の盛んな土地でした。
自然に恵まれた鳥栖市では、九千部山の山麓や河内ダム周辺、市内全域で多くの野鳥を見ることができます。市の鳥である「メジロ」や佐賀県の鳥「カササギ」。他147種の鳥が確認されています。
キャンプやハイキングが楽しめる自然エリア、「長崎街道」を巡る歴史散策、地元グルメが堪能できる飲食街など、レジャースポットも充実している鳥栖市には、毎年多くの観光客が訪れます。昭和31年に、九州で初めて”立ち食いうどん”の営業を始めた中央軒の「かしわうどん」は、地元の人がこよなく愛するソウルフードです。昆布や煮干しが効いた薄口しょうゆに、甘辛く炊いた鶏肉の風味は一度食べたらやみつきになります。「四阿屋神社境内」や「河内河川プール」など、境内に流れる渓流や大木川の水を直に引水し、自然の水を活用した天然のプールも大変人気です。周囲には樹齢600年を超すクスの木をはじめ、多くの巨木の緑陰が、涼風を感じさせてくれます。夏休み期間中は遊泳場になり、避暑地として毎年多くの家族連れで賑わっています。
春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は風花と、四季折々の風情を味わえる。「鳥栖市」にはそんな魅力があります。
佐賀県鳥栖市の物件利用料の相場は？
鳥栖市内のウィークリーマンションやマンスリーマンションの物件利用料は一日あたり3,000円から3,700円程度です。広さは25㎡から32㎡と幅広く選べる広めのワンルームが中心となっており、2DKや1LDKの部屋もあります。
鳥栖市の主要駅は、新幹線乗り入れ駅(新鳥栖駅)と在来線(JR鳥栖駅)で、鳥栖市の中心部にある駅です。鳥栖駅はJR鹿児島本線と長崎本線が乗り入れる駅で、他都市へのアクセスが良く交通利便性が高いこともあり、出張や単身赴任でウィークリーマンションやマンスリーマンションを利用する方が多くいます。また同様に新鳥栖駅も、九州における高速道路のクロスポイントである「鳥栖ジャンクション」に近く、鳥栖ＩＣまで車で約10分という交通利便性を活かし、新鳥栖駅を拠点とし、ビジネスや観光でのウィークリーマンションやマンスリーマンションの利用価値は高いと考えられます。
鳥栖市のアクセス・交通事情は？
九州の交通拠点の中心として、役割を担っているのが鳥栖市です。
「鳥栖ジャンクション」、「ＪＲ新鳥栖駅」、「ＪＲ鳥栖駅」など主要なアクセスポイントがあり、九州各地へスムーズなアクセスが可能です。アジアの玄関口、福岡空港へも高速道路利用で約30分、九州新幹線全線開通で、熊本・鹿児島もより身近になりました。
(高速道路)：鳥栖インターチェンジから、主な都市や空港への所要時間
福岡ICまで約18分／熊本ICまで約50分／長崎ICまで約1時間15分／鹿児島ICまで約2時間50分／広島ICまで約3時間30分／福岡空港まで約30分／九州佐賀国際空港まで約1時間
(九州新幹線)：新鳥栖駅から各駅までの所要時間
博多駅まで12分／熊本駅まで24分／鹿児島中央駅まで1時間12分／広島駅まで1時間18分／新大阪駅まで2時間４７分
(鉄道)：鳥栖駅から特急電車で各駅までの所要時間
博多駅まで18分／佐賀駅まで16分／長崎駅まで1時間29分
(バス)
西鉄バス（一般路線)：西鉄バス佐賀が運行しています。鳥栖駅および西鉄鳥栖（西鉄バス佐賀鳥栖支社）を拠点として運行され、市内北端・北西端・西端・南端の地域とを結ぶ市内線と、鳥栖市近隣の久留米市・小郡市・みやき町・吉野ヶ里町・神埼市とを結ぶ広域線の2線があります。
鳥栖市の各エリア情報
(東部エリア)
プロサッカーチーム“サガン鳥栖”のホームグラウンド駅前不動産スタジアムがあり、サッカーだけでなく、ラグビー、グランドゴルフなど様々なスポーツのイベントが開催され、全国各地から多くのサポーターが訪れています。その為、飲食店などの商業施設が充実しています。田代駅や鳥栖ジャンクションなど、他県にも出やすく交通利便性も高いため、単身者、ファミリー層などが多く暮らしています。学校や幼稚園・保育園、病院等も多く、治安が良く住みやすいのが特徴です。
(西部エリア)
長崎本線の肥前麓駅（ひぜんふもとえき）がこのエリアに含まれており、吉野ヶ里歴史公園内にある吉野ケ里遺跡の最寄り駅、吉野ヶ里公園駅まで8分、佐賀駅までは19分、長崎までは1時間15分程度で行ける鉄道の利便性が高いエリアです。肥前麓駅の北側に住宅街が多く、南側は工場が比較的多い立地です。気軽に登れる山や蛍がいる川もあり、自然に恵まれた環境でありながら、深夜まで営業するスーパーやコンビニの数も多く、居酒屋やカフェなども充実しているので子どもから高齢者まで幅広い世代が暮らしているエリアです。
(南部エリア)
田畑が広がるのどかな一帯で、高齢者も多く治安が良いので暮らしやすい地域です。鳥栖ベリーフォレストなど、自然豊かなレジャースポットもあり、家族ずれに人気があるエリアでもあります。福岡市や久留米市に近いため、近年では新しい住宅の建設が進められベッドタウン化が進行しています。大学病院や診療所も多く、医療も充実しています。
都会過ぎず田舎過ぎずの程よい環境下で、Uターン移住が多いのもこの地域の特徴です。
(北部エリア)
鳥栖プレミアム・アウトレット、河内河川プールや四阿屋遊泳場など、観光スポットが多いエリアです。中冨記念くすり博物館では、約350種の薬用植物を集めた薬木薬草園が併設されており、四季折々の植物を楽しみながら散策ができます。また、四阿屋神社もあり、歴史と自然に触れあえる土地でもあります。四阿屋神社近くには、橋げたから水がカーテンのように流れ落ちる「シャワー橋」があり、清々しい夏の風物詩の一つです。毎年10月20日間近の日曜日に、佐賀県重要無形民俗文化財に指定されている「四阿屋神社・御田舞」が行われ、豊作を祈願した古式ゆかしく舞が奉納されます。
アクセスの良い立地にありながら、自然に囲まれた環境でレジャーを楽しむことができるのがこのエリアの魅力です。また、高台にある朝日山公園は、新鳥栖駅周辺の街並みが一望できる絶好のビューポイントです。桜の名所としても知られており、毎年多くのお花見客でにぎわいを見せます。
